SUPER STREET FIGHTER 2X 応援コラム! 生涯現役!!

    なせ今頃スパ2Xが語られるのか?

 

 

なぜ今尚スーパーストリートファイター2X(以後X)が語られるのだろう?

最近の格ゲーはなんか必死でしょう。なんかいろんなシステムとか付けて。(松本調)

一方Xはスト2シリーズで培ってきたもの全てを終結させた絶妙なキャラバランスとシステムこれ以降バージョンアップが出てないことでも本作の傑作性が証明されています。しかし案の定このゲームをやる人は年齢層が偏っています。大抵の場合は最近の格ゲーのシステムについていけなくなった人がほとんどだと思います。

しかし恥じることはありません。純粋な昔かたぎなゲーマーは最近のゲームのシステムやキャラバランスには付いていけないのではないのです。こっちが最近の格ゲーを見捨てたのです!!

…崩壊の兆しはありました。そうK・●・F’94からです。

 

格闘黎明期突入!

あのゲームに導入された攻撃避けは餓狼伝説SP等の避け攻撃とは異質なものでした。避け攻撃はかなりの個人差があったのでしたが攻撃避けにはあまり個人差が無く対空の代わりに相手のJ攻撃を完全無敵になって避けて投げという危険な待ち殺法を生み出したのです。それでも’94は他の要素が面白く人気がありました。続く’95ではさすがに反省して硬直等がありましたが…

思えばあの頃の格ゲーは転換期を迎えていました。対照がマニアからコスプレイヤーになったのです。

元祖スト2の頃、春麗を見て「カプコンのヤロー狙ったな・・・」と思っていました。しかしあの頃はまだコスプレは一部でいまだメーカーの対象はマニアでした。しかし現在のコスプレブームの火付け役となるあのゲームが出てしまいました。そう…サムライスピリッツです。

サムスピの前に発売した餓狼伝説2の舞が初めかもしれません。…が本格的にメーカーが狙いだしたのはサムスピのナコルルからです。ええ見事に非ゲーマーを虜にしましたよ。マジで。かなりの良い線です。今思えば春麗なんか全然狙ってないです。…っていうか狙ったうちに入らないです。

ナコルルはオタの心をがっちりキャッチしました。すごい盛り上がりようでした。「なんせ自然を大切に…」の市のポスターに大抜擢!!ポスターは売ってくれの問い合わせはもちろんは実際街角に貼ったものは全て盗まれまくったみたいです。

これに気を良くしたS●Kは以降のゲームを全て狙いまくったキャラゲーと化しました。その成れの果ては…

 

兵どもが夢の跡

S●Kの成れの果ては無残なものでした。調子に乗って毎年K●Fシリーズを発売。当然制作期間が短いのでバグばかりのシステム不十分のキャラゲーでした。しかし人気はありました。キャラ数ばかり増やしてシステムも毎年変えて完全にゲーマーを対象からはずした作りでした。当然オナゴキャラの割合が増えていき、キャラの衣装もコスプレイヤーに受ける様にデザインされていました。

当然コスプレヤロー共やオタ共からは大歓迎されました。調子に乗ってネオ●オランドネオジ●ポケットなど手広くやったツケが今の現状(倒産→身売り)になってます。

どうしてゲームがあんなに人気があったのに潰れてしまったのでしょう?ずばり一因としてはやはりコスプレ共やオタ共は基本的にグッズは買うのだがゲームはやらない奴が多かったからではないでしょうか?やはりゲームをするのはゲーマーなのです。倒産したのは実際はネオポケの販売不振やネオランの経営不振が一番の要因なのですがそもそもそこに至った原因がコスプレイヤーやオタども優遇の結果だと今でも思います。

 

X発売!

Xが発売されたのはその染まっていく過程の真っ只中でした。真サムライスピリッツの頃だったでしょうか?はじめてみたときに思ったことはやはりキャミーでした。何じゃこの狙ったキャラは!ハイレグレオタードにベレー帽ですよ!カプコンは硬派な会社だったのですが時代の波には勝てなかったかと思いました。まぁサムスピのチャムチャムとか竜虎2のユリの時代ですし…今思えば仕方ないかも…余裕っチ!

このX発売後からカプコンキャラゲー界に本格参入しました。(バンパイアシリーズ、ストゼロシリーズ、ジャス学シリーズ、VSシリーズ…)

だからではないですがX以降はシステムがどんどん増えていってキャラもナヨナヨしたのが増え、ゲーマー好みのキャラが減っていき2Dゲームを捨てバーチャなどの3D格ゲーに移っていったゲーマーの多い事多い事…

そしてバーチャ2が下火になり3D格闘も2D格闘と同じ道(過ち)を歩み始めました。そんなわけでいつしかゲームをやらない人が増え昔を懐かしむ人が多い世代になりました。…そしてレトロブームの再来です。

 

 

温故知新!

(体験談)

映画の帰りに久しぶり(すごい何年かぶり)にふらっと行ったゲームセンター。レトロブームの再来で何とXがあるではないですか!しかもまだ対戦が流行っていました。そこで見たものは何ともすごい光景でした。常連(時代の継承者)たちのたちのプレイを見て鳥肌が立ちました。彼らのプレイは究極に近く自分がXをやっていたとき(発売当時全盛時代)のプレイが恥ずかしく思えるほど(当時としては結構な腕でした)の洗礼された動き、駆け引き、緻密な理論に裏づけされた戦略、マシンのように正確な連続技!!

否が応でも昔の対戦時代の熱い思いがこみ上げてきました。「ヤツらどもに負けたくない!」「俺様のプレイでギャラリーをひれ伏してやる!」…そして「野試合のあの空気をもう一度体感したい!」等です。

聞いた話によりますと彼らも対戦はこれ(スパ2X)ばっかりだそうで同じ同志でした。

 

 

最近の傾向!

…初めはやられましたが腕が戻っていき新しい戦法や戦略を覚えていき今では普通に奴等と対戦できるまでになっています。はっきりいってXが全盛時代は何と自分の闘い方がヌルかったか(もちろん強いところで当時は対戦していました)と実感しています。最近の対戦事情は何でもアリアリですごく面白いです。当時はいろいろ規制(地方ルール)が多かったので…

最近の傾向としてはやはりなんでもアリアリです。ハメ、待ちは当たり前です。これを読んでなんだよハメとか待ちかよ…とお思いでしょうが昔のとは明らかに質が違います。

 

待ち…

いわゆる様子見、完全対応が多いです。しかし腕が腕なので少しでも隙を見せると簡単にラッシュや連続技を決められます。一部ザンギとかに徹底的に待つガイルやヨガがいますが最後まで完璧に待たれて終わってもザンギは『うまくやられた・・・』と思うだけだそうです。

ザンギはダルシムに対してワンチャンスで殺す戦法がありますしダルシムはそれに対処すべく完璧に対応する…という図式だそうです。そうです最近の待ち事情はそれを崩せない方が悪い!が常識なのです。

実際自分もこの待ちを崩すのがとても面白くなり、なんで昔はこんなのに腹を立てていたのだろう?と思うばかりです。腕が無いから待たれて負けるのです。

ハメ…

大体の場合は当て投げだと思います。多くの場合はザンギやホークのスクリューハメやメキシカンハメを除く場合が多いです。

これも当時やられたら台を蹴っていました。今ではこれもやられた方が悪い!です。当然完璧にやられたら絶対抜けれません。しかしこの場合もその状況になった方が悪い!です。良く考えてください。ラウンドが始まった直後はハメられてはなく自由に動けるんです。そこから当て投げをやられる状況になる方が悪いのです。

攻めて行って1発返し技を食らってからそのままハメられて死亡。なんてのも悪くないです。不用意に返し技を食らう攻めをしたほうが悪いのです。

 

 

こうなるとハメと待ちのクソゲーじゃないか!とお思いでしょうが違います。攻めるときはものすごい攻めです。当然失敗したらハメや待たれるかもしれないのでラッシュといわれる激攻めは見ているものを唸らせるものにまで極まっています。あらゆるフェイントとパターン、押し、引き、正確無比な多段連続技、状況に応じた連携、連続技…等すばらしいの一言です。

ここまで極まったのも一度失敗したらハメられたり完璧に待たれるという状況下で発展してきた賜物だと思います。このラッシュをワンチャンスで狙えるので待ちを我慢強く耐え抜いたり、ハメをギリギリで返したりする攻防が大変熱いのです。ザンギでガイルの中足を空かしてスクリューとかケンでダルシムの一瞬の隙を見つけて飛び込んで連続技で昇天…等らはかなり熱いです。

実際上級者に自分で待ったり、ハメたりしてみると簡単に返されます。そうですそれら待ち、ハメにもかなりの技術が必要なのです。

昔はみんなぬるくて簡単にハメたり、待ったりできましたが最近の上級者には全員がそういう戦法になれているので少しでも腕が悪いと簡単にボコられます。当て投げも少しでもタイミングが悪い(本当に1フレームとかの世界で)と簡単に返される(目押し投げ、リバーサル等)時代なのです。鳥カゴも画面端からでもガードしながらジリジリ飛び込みの間合いまで絶妙に接近してきます。間合い内に入るともう大変!ダルシムだろうがヨガファイアーを撃つと絶妙に飛び込まれるし、撃たないとさらに投げられたりハメられたりする間合いまで接近されるし…とものすごく読み合いが熱いです。

そういう世界なので最近の対戦事情は究極に近いです。残り10秒体力数ドットで体力満タンのダルシムに勝つ(どのキャラでも)こともまれではありません。

 

 

最近のロケーション傾向!

当然全国的にこの現象があり東京とか一部の店舗ではお金を払って時間でフリープレイで対戦し放題なんて店もあります。そういう店はその時間帯は何台も対戦台でXを配備してかなり盛り上がるそうです。うらやましい…

また全国大会もいまだ行なわれており有名どころではこの前のアルカディア主催の闘劇や民間主催のXマニア等があります。今のところ全国レベルが一定数居る恵まれた地域は東京、中部、関西、九州だそうです。

地元のゲームセンターに頼み込んでXを入れてもらいましょう。基板は安いので(マザー込みでも5,000円もしないと思います)是非!

ちなみにオペレーターの方にお願いします。いまどき100円なんかで対戦させようなんてのは間違っています。こういうゲームは1プレイ10円、20円で途切れなくやるゲームです。(実際そういう店が全国的に有名店になりますし、聖地と化します)

最低でも2コイン50円とかコインシューター100円しかないなら社会人が集まりそうな週末夜等はフリープレイにして閉店まで500円やり放題とかにしたほうが絶対いいと思います。一度火が付くとインターネットの時代なので全国からわざわざ対戦にきますよ。店の知名度もかなり上がると思います。時代はお店を経営する時代ではなくゲームをするお客を育てる時代なのです。

 

 

最後に

このゲームがここまで(しかもこんな時代に)こんなにもまだやりこまれているのは最後の硬派2D格闘ゲームだからだと思います。シンプルの中にもシビアがあり大変な傑作です。確かにS●Kの功績はゲームに無関心な層を取り入れるのに大変貢献しました。オタもコスプレも悪くは無いです。(グッズ戦略は成功したし)しかしそれと同時に失ったものもまた多かったのでは…

 

 

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