XBOX専用ジョイスティックをカスタマイズする!@
ホリ社から出ている「FIGHTING STICK EX」はかなりの操作性ですが…
ボタンの反応がいやに悪い!!もう本当に悪い!!
他に専用ジョイスティックは出てないし…
PSコンバーター使って他のジョイスティック使うと若干のラグがあってこれまた困ったチャンだし…
とりあえずスパ2Xの現役プレイヤーとしてはボタン反応が悪いのや操作ラグは許せんわけです。ハイ。
…まぁ他にもエミュを遊ぶ際にもこれは響いてくるのでこの際アーケード仕様に改造してみました!
※細かく書くとすごく長くなるので大まかな流れで記事にしました。
※写真は改造終了後の組み立ての際に全て取ったものなので若干記事に沿ってない写真かもしれません。
1.にゃんと!ボタンはゴムボタン!!
とりあえず分解してみたら何とボタンはアーケード仕様と思わせてパッドと同じゴムボタンでした!これじゃあ反応悪いわけです。作りも単純にバネ一個でゴム押してるだけ…(写真1-1)
写真1-1:元のボタン | 写真1-2:今回買った新品ボタン類 |
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ツーわけでここは奮発してアーケードと同じボタンの新品を新調しました。
個人的に値段が高いだけあって押しやすいと思われるサンワ製の「OBSN−30」を6個購入。色もレバーに合わせて緑(まだ新品なのでシールが貼ってありますが)にしました。(写真1-2)
また、個人的に8ボタンはとっても邪魔なのでメクラ(キャップ)を2個、使わないボタンをジョイスティック左上に増設するので代わりのボタンを2つ購入。(写真1-2)
作業@ : アーケード用ボタンを6個、メクラキャップ2個、増設用ボタン2個購入
2.ボタンが入らんがや!
このままでは廻り止めが邪魔で当然入らないので…ジョイスティックの台座を加工。(写真2-1)
作業A : ボタンの廻り止めをラジオペンチ切断→削り加工で除去。
写真2-1:ボタン穴の加工 |
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…でさっそく寸法を見るため入れてみようとしたら…あれ!?入らんぞ?アーケードボタンはφ30だが穴のほうは若干小さいくφ29.5ぐらい?なので…
作業B : ボタン穴を少し(片側約φ0.2mm)削る。この際リューダーとかの機械を使うと楽で綺麗にできる。
写真2-2:ボタン止めの比較 | 写真2-3:やっとこさボタンをつけたところ |
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そしてボタンが入るようになってボタンを締めようとしたら今度はオレンジのボタン止めが大きすぎて駄目だったので家にあった他の中古ボタンから小さめのボタン止め(黄色)を拝借。(写真2-2)
今度こそバッチリ!(写真2-3)
3.基板を加工!
ゴムボタンと違ってアーケードボタンを入れると当然基板に当たります。よって基板に穴を開けて物理的に干渉しないようにします。
丁度削る位置は(スペーサーがここに当たるので)基板のパターンが無く、丸でマーキングされているのでそのとおりに削ります。(削る前の状態は写真ではLとRボタンのところは削ってないのでそれで判断ください。)
この”パターンが無い部分の白丸のマーク”に沿ってパターンが来ている配線があるので削る際は断線等しないように注意!(写真3-1)
作業C : 基板の各ボタンの当たる位置をパターンを断線しないように削る。
写真3-1:基板のボタンが当たる場所を削る |
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基板表はパターンが無いところを削るので問題ないですが裏は違います。あらかじめ基板裏のパターンをメモしておき、削る際に断線するパターンを後で結線しなおします。(写真3-2)
作業D : 断線したパターンを結線する。
写真3-2:基板裏の断線したところの結線 |
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4.メンテナンスを考えて各配線をコネクタ化
次の作業は特に要らない作業ですがやっておくと見た目も綺麗で後々のメンテナンスの際も楽なので…とりあえず各配線と基板側をコネクタ化する。(写真4-1)
写真4-1:各配線をコネクタ化 |
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写真4-2:基板側もコネクタ化 |
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当然基板側もコネクタ化しておきます。コネクタ化したらボタンのパターンを追っていきコネクタにボタンを配線しておく。(写真4-2、3-1、3-2)
作業E : 各配線と基板側とをコネクタ化する。(ボタン用、レバー用、増設ボタン用、バック&スタートボタン用、メモリーユニット用)
ボタンを半田付けせずに端子で抜き差しできるような配線を作ります。(写真4-2、4-3)
当然上のコネクタ化とセットで。
作業F : 押しボタン専用ファースン端子で配線する。
写真4-3:後々のメンテのためボタン配線もコネクタ化 |
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5.ボタンを増設する!
メクラキャップをつけるL、Rボタンを他のところに増設する。
とりあえずジョイスティックの左上の方に余ってるスペースがあるのでLとRボタンを増設しておく。(当然コネクタ化しておく)
穴あけるだけなので特に問題ない作業だと思います。
作業G : 目隠しキャップをつけて排除するボタンを(ジョイスティック表から見て)左上のスペースに増設しておく。
写真5-1:メクラで排除したボタンを増設 |
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6.組み立てて完成!
最後に全て組み立てて終了。コネクタをさすだけなのですぐ組み立てれます。(写真6-1)
そうそう、組み立ての際に黒いスペーサーは入れなくていいです。前のゴムボタンのときはボタンが基板を押すので補強用に要りますがアーケード仕様にしたため基板に負荷が掛からなくなるので必要ありません。
ちなみに分解する際はゴム足をはがした下にもネジがあるので…いまさら遅いですが…(写真6-2)
写真6-1:中身を全て組み立て |
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写真6-2:ネジの位置 |
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そして完成!!
何ツーかすばらしい操作性です!
ボタンの反応が悪いせいで失敗していた連射系・目押し系のコンボもバッチリ決まるようになりました!
これで快適スト2ライフ!ストアニを満喫できます!
まとめ
掛かった費用は奮発した新品ボタン6個の料金のみの1,932円(送料&税込み)で、後は家にあったあまり部品とか使ったので…とはいってもボタン以外はまとめても3〜400円(増設ボタン含む)くらいかな?
次回以降のボタンがヘタってきた際の交換はボタンの中だけ買えばいいので一個70円ですむのでかなり安上がり!その際に今回のメンテ重視の造りが威力を発揮することでしょう。
基本的に難しい作業はなく、削り加工が(死ぬほど)面倒くさかったぐらいで大して難しい改造ではないです。
のジョイスティックはこれしか出てないので頑張って挑戦してみては…
今回各配線をコネクタ化しておいたのは将来アーケード専用ジョイスッティックとかにする際すぐ改造できるためでもありました。その際の記事はまた次回に。