改造ＸＢＯＸの仕組みを知る！

いくら自分では改造しない人でもこれくらいの知識は知っておいた方がいいでしょう。

また、ＦＴＰをするときにも多少これらの知識が役に立ちます。

ＸＢＯＸは基本的にパソコンと同じです。ツーかパソコン。FTPをやる際にもこの構成を知っとく方が便利でしょう。

よってＸＢＯＸのＨＤＤの中はパーティションによって各ドライブに分かれています。よくＸＢＯＸの記事にＣドライブとかＦドライブとか出てくるアレです。

とりあえず純正（無改造）ＸＢＯＸではどうなっているかと言うと…

純正（無改造）のパーティション
ドライブ	用途	容量（byte）	説明
Ｃ	システムドライブ	524.189.696	純正ダッシュボードのデータ（純正ＯＳ）などのファイルが入っています。
Ｄ	ＤＶＤドライブ	－	説明不要のＤＶＤ-ROMドライブのことです。
Ｅ	セーブデータ用ドライブ	5.118.738.432	各ゲームのセーブデータ、ＸＢＯＸ本体にインストールした音楽データの保存領域です。
Ｈ	リムーバブル	－	コントローラーにメモリーユニットがささっているとFTP等でHDDの中をのぞいたときにメモリーユニットがこのドライブになっているときがあります。ドライブ名もＨではない場合があります。
Ｘ	一時キャッシュ領域１	786.300.928	いわゆるメモリー領域です。ゲームの一時キャッシュがここに保存されます。
Ｙ	一時キャッシュ領域２	786.300.928	いわゆるメモリー領域です。ゲームの一時キャッシュがここに保存されます。
Ｚ	一時キャッシュ領域３	786.300.928	いわゆるメモリー領域です。ゲームの一時キャッシュがここに保存されます。

…となっています。大体WD社のHDDですがたまにSeaGate社のHDDが入っています。しかも何故か８Gのやつと１０Gのヤツが存在してます。しかし純正ダッシュボード（OS)は最高でも８G（ギガ）の認識なのでどっちが入っていても使える領域は同じです。

つぎに改造ＸＢＯＸ（ダッシュボードはEvoXを使用）ではどうなっているかと言うと…

改造（EvoX）のパーティション
ドライブ	用途	容量（byte）	説明
Ｃ	システムドライブ	524.189.696	EvoXダッシュボード、純正ダッシュボードのデータなどのシステム＆OS関係のファイルが入っています。他にはバイオスデータ、バックアップ（固有ID、キー等）データ、スキンデータ、トレイナーデータがここに入っています。
Ｄ	ＤＶＤドライブ	－	説明不要のＤＶＤ-ROMドライブのことです。ちなみに対応メディアはCD-RW、DVD-ROM、DVD-R、DVD-RWです。CD-Rは対応してません。読み取りレーザーの出力をいじったりしたら無理やり対応しますが…
Ｅ	セーブデータ用ドライブ	5.118.738.432	各ゲームのセーブデータ、ＸＢＯＸ本体にインストールした音楽データの保存領域です。 EvoX用のエミュ等の保存データ類（セーブ、スクリーンショット等）もここに記録されています。
Ｆ	フリーデータ領域１	129.403.191.296	フリー領域です。好きなデータを入れれます。ゲームデータ、エミュ、アプリ等何でもここに入れてちゃんと起動するようにＣドライブ内の構成ファイルを書き換えましょう。８G以上の容量のHDDを増設してフォーマットしなおすとFドライブというフリー領域が出来ます。１パーティション１３７Gが最高なので他のC、E、X、Y、Zの合計約８Gを引いた約１２９GがMAXになります。１３７G以上のHDDをつけても普通は１３７Gまでしか認識しません。
Ｇ	フリーデータ領域２	137.405.021.378	バイオスがLBA48に対応したバイオスなら上のFドライブで認識しない１３７G以上を認識できます。例えば１６０Gなら１６０－１３７＝２３GがGドライブの容量になります。 GドライブのMAX領域も１３７Gなので最高でも改造XBOXの容量は約２７４Gになります。
Ｈ	リムーバブル	－	コントローラーにメモリーユニットがささっているとFTP等でHDDの中をのぞいたときにメモリーユニットがこのドライブになっているときがあります。増設したHDDの容量によってドライブ名もＨではない場合があります。
Ｘ	一時キャッシュ領域１	786.300.928	いわゆるメモリー領域です。ゲームの一時キャッシュがここに保存されます。
Ｙ	一時キャッシュ領域２	786.300.928	いわゆるメモリー領域です。ゲームの一時キャッシュがここに保存されます。
Ｚ	一時キャッシュ領域３	786.300.928	いわゆるメモリー領域です。ゲームの一時キャッシュがここに保存されます。

…となっています。よって最大限利用したならバイオスをLBA４８対応にしてHDDは２５０Gか３００G（２６G分は認識しませんが）を使うのが一番利口でしょう。

XBOXはWindowsとシステム的にも同じですが一応専用システムとなってます。

簡単に言うとＰＣでいうFAT32とかはXBOX専用のFATXになってます。PC用と違って多少気にくわないところがあります。

→ファイル名は４２ｂｙｔｅ（半角４２文字）なのでＦＴＰ等で流すファイルは半角４２文字以内でないと転送できません。まぁＸＩＳＯ化して他の方法をとれば…

→ ＜＞＝？：；”*＋，/ \ | 　等が駄目みたい。正しく表示されません。

→１つのフォルダー内には４０９６ファイルしか保持できません。

そんなに関係ないだろと思いますでしょうがＭＡＭＥロムとかはクローンとかハックゲーム入れるとゆうに４０９６以上あるので一つのロムフォルダーで管理するのは不可能です。まぁロムの場合はロムパスとかあるのである程度分ければ問題ないですが…しかしMAMEoXのスクリーンショットフォルダーは一つだけなので（今のところ）全てを撮りきることは不可能です。

XBOX専用ｅｘｅファイルです。パソコンでいうＥＸＥファイルのことです。

ゲームを実際ＨＤＤにインストールするとよくわかります。ゲームフォルダーの中に必ずある「Ｄｅｆａｕｌｔ．ｘｂｅ」。それこそがそのゲームの起動ファイルです。

ゲームに限らずエミュ、アプリなんでも起動ファイルは「Ｄｅｆａｕｌｔ．ｘｂｅ」となってます。

普通の人は全く気にならないと思いますがＤＶＤトレイにゲームが入っている状態で電源を入れるとＸＢＯＸのダッシュボード画面に行かずにゲームが始まりますよね？

これはダッシュボードの起動ファイルよりＤＶＤトレイに入っているメディアの起動ファイルが優先するせいです。これを利用して改造してるわけですが詳しく起動優先順序を書いとくと…

① ＤＶＤトレイに入っているメディアのＤｅｆａｕｌｔ．ｘｂｅ（起動ファイル）

② ＸＢＯＸのＨＤＤのＣドライブ内のｘｂｏｘｄａｓｈ．ｘｂｅ（純正ダッシュボード起動ファイル）

① ＤＶＤトレイに入っているメディアのＤｅｆａｕｌｔ．ｘｂｅ（起動ファイル）

② ＸＢＯＸのＨＤＤのＣドライブ内のｅｖｏｘｄａｓｈ．ｘｂｅ（ＥｖｏＸダッシュボード起動ファイル）

③ ＸＢＯＸのＨＤＤのＣドライブ内のｘｂｏｘｄａｓｈ．ｘｂｅ（純正ダッシュボード起動ファイル）

…よって自分で改造する方には大事ですがＸＢＯＸの本体のバイオスを焼いた後ＨＤＤを市販のＨＤＤに交換してＥＶＯＸ起動ＣＤやＨＤＤインストーラーＣＤを入れたまま電源を入れるとメディアを先に読み込むので交換したＨＤＤに何もデータが入っていなくてもＣＤからＥｖｏＸ等が立ち上がるわけです。